供養とはどんなもの?大きく分けて供養には2つの種類がある
仏教供養
「供養」とは、亡くなった人やペットなどに対して、冥福を祈る行為のこと全般を指します。亡くなった人に安らかに眠ってほしいと思うこと自体も供養にあたりますし、仏壇にお線香をあげて合掌する行為も供養です。
供養の中には「仏教供養」という言葉がありますが、これはどういう意味を指すのでしょうか。供養の種類の一つ、仏教供養とは、仏様や菩薩などに対して敬う気持ちを持ち、そのうえで香華や飲食物などの供物を捧げる行動のことを言うのです。
追善供養
供養には、仏教供養のほかにも「追善供養」という種類もあるため、追善供養の意味も知っておきましょう。追善供養とは、亡くなった人を偲び、安らかに眠れるように祈りを捧げる行為のことを言います。
そのため亡くなった人のお墓参りをしたり、仏壇に手を合わせて祈ったりする行動のことが追善供養になります。追善という言葉には、亡くなった人の冥福を祈る行為は後になって自分に良いことが返ってくるという意味があるのです。
ペットや人形などの供養
ペットや大切にしていたぬいぐるみ、人形などの供養も近年は注目されています。私たち人間だけでなく、亡くなったペットなどを大切に思い、安らかに眠れるように冥福を祈る行動はとても大切な行動だと言えるでしょう。
大切に扱ってきたもの、家族のように大事に思ってきたものに対して祈りを捧げる行為は、人形や道具などにも等しく行うべきという考え方もあります。そのため大事な人形やぬいぐるみ、お守りに対して供養が行われることも、珍しいことではありません。