年忌、回忌とは?大切な法要のタイミングや注意点を解説
年忌、回忌とは
では、供養を行うのはいつがタイミングとして望ましいのでしょうか。法要やお盆のときのお墓参りなどはすべて供養にあたりますが、まずは年忌、回忌の概念から整理していきましょう。
年忌法要、もしくは回忌法要は、亡くなった人の命日当日に追善供養を行うことです。亡くなった次の年が一周忌、2年後は三回忌になるのが特徴です。その後は七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌と法要を行って追善供養を行います。
大切な法要は一周忌と三回忌
年忌、回忌で必ず法要を行わなければならないと決められているわけではありませんが、一般的には、一周忌、三回忌まではしっかりと行われ、それ以降は家族だけで集まって簡易的に食事をするのみで終わる、といった形式が多いです。
仏教の考え方では、年忌は三十三回忌を終えると、亡くなった人はご先祖様の仲間に入ると見られています。そのため三十三回忌は弔い上げと言われ、最後の法要としてしっかりとした法要の場が設けられることが多いのが特徴です。
年忌、回忌の注意点
年忌・回忌法要を行う際には、基本的に命日当日に集まれるのが望ましいですが、仕事や学校の都合などがそれぞれあるため、親族が集まりやすい週末が日にちとして選ばれることが多いです。そのため年忌法要を行うのにあたって日程を決める際は、親族の予定をチェックしつつ、命日近辺の土日あたりを目安にしていきましょう。
一周忌は葬儀と同じ、もしくはそれに準じた喪服を着て行うのが一般的です。三回忌もそれに近いダークスーツなどが望ましいと言えるでしょう。七回忌以降は家庭によってさまざまですが、控えめな色の私服で執り行う場合も少なくないようです。