供養も多様化!家族や自分のスタイルに合った納骨方法
お墓への納骨
供養の方法も近年は多様化しており、家庭によってどんな供養をするかはそれぞれ異なります。一般的な供養の方法として挙げられるのは、お墓を建ててそこへ亡くなった人の遺骨を納骨することです。
納骨を行う儀式のことを、納骨式と呼びます。納骨式を行う際にはお寺に連絡を入れたうえで、役所からもらった遺骨埋葬許可証、墓地使用許可証を用意します。そして集まった親族の前で施主が挨拶をし、お墓へ納骨を行うのです。遺骨は墓石の下にある納骨室に置くのが一般的な形になります。
永代供養墓への納骨
供養の方法として、永代供養墓へ納骨を行うという方法もあります。永代供養墓とは、霊園の管理者が遺骨を供養してくれるお墓のことを言います。一般的な家庭で建てる墓とは違い、遺族の代わりに管理者がお墓の管理と亡くなった人への供養をしてくれるのが特徴です。
お墓の管理をする人や継承者がいないときに、永代供養墓への供養を頼むケースは現在増えてきており、管理が必要ないのがその理由となっています。ただし、合祀された場合、遺骨を取り出せないことや周りの親族の了解を得られない可能性があることなどには注意が必要だと言えるでしょう。
樹木葬での納骨
納骨の方法も近年は多種多様で、樹木葬も最近は注目されています。樹木葬を行う場合はお墓を建てず、樹木をお墓と見立てて納骨を行うのが特徴です。桜や紅葉などの樹木を埋葬した場所のシンボルとして、樹木葬は行われます。
樹木葬も永大供養の一つであり、管理者を必要としないのが特徴のひとつです。お墓という人工物ではなく、樹木を利用して納骨を行うのが理由となります。そのため、樹木葬も永大供養墓と同じで費用の抑えられる供養方法として知られているのです。