納骨堂とはどんなものなの?今までのお墓との違いを紹介
納骨堂とは
近年は納骨を済ませる際にも、お墓に納骨するのではなく、納骨堂と呼ばれる場所に納骨するケースが増えてきました。さまざまな事情からお墓を建てられないこと、お墓を建てたくないと感じることなどが背景として影響していると考えられます。
納骨堂とは、ロッカーや小さな仏壇などを利用して、お墓でも自宅でもない場所で、亡くなった人の遺骨を預かってくれる場所にあたります。骨壺2~4個ほどが入る大きさが一般的となっています。
今までのお墓との違い
従来のお墓と納骨堂では、遺骨を預かってくれる期間や場所、管理の有無、お参りの可能な時間などが違います。納骨堂では永続的に遺骨を預かってくれるわけではなく、一般的には33年以降は寺院や霊園の管理者が永代供養を行う形です。
また、お墓は家族で墓守をしている必要がありますが、納骨堂は寺院や霊園に管理をお願いできるため、基本的に管理の必要はありません。さらに、納骨堂はお参りの時間も決められていることが多いです。
納骨堂を選ぶ際に注意するポイント
納骨堂を選ぶ際には、どんな場所で遺骨を預かってもらえるのか、契約期間はどれくらいか、家からアクセスしやすいかなどのポイントをチェックすることが大切です。納骨堂はロッカータイプや神棚タイプなどさまざまなかたちがあるため、場所や形式はよく見ておきましょう。
また、契約期間も重要なポイントです。合祀されるまでの期間をチェックしたうえで、安心して預けられる納骨堂を見つけたいところです。さらに、お参りに行くことも考えて、家からアクセスしやすい場所にあることも大事な条件として確認しておくと良いでしょう。